七夕

今日は七夕の日です。また7月7日は、教覚寺の開基(初代住職)光信房の祥月命日であり、第9代住職乗念の祥月命日でもあります。

 

七夕のお話は、地域によっても色々とあるようですが、ひこぼしとおりひめが天の川の東西に引き離され、一年に一度だけ会うことが許される日、それが7月7日の七夕の日であるということは大体共通しています。

 

私の勤めるブラジル人学校で毎年七夕の説明をしたり、紙芝居を見せたり、年によっては子供たちが実際に七夕の劇をやってみたり、いろんなことをやってきておりますが、もう5年以上たつので、そろそろ七夕のお話も頭に入ってきただろうと思い、自分の言葉で七夕のストーリーを説明するという活動を一昨日の授業でやってみました。そうは言っても普段ポルトガル語で話し、ポルトガル語で授業を受けている彼らにとっては非常に難しいことであります。そのことは十分承知の上でやってもらいました。

 

ところがいざ聞いてみると、私たち教員が驚いてしまうほど素晴らしい説明だったのです。もちろん多少の文法の間違い等はありますが、七夕の概要をちゃんと理解し、自分の言葉で一生懸命伝えようとする生徒たちを見て、感動いたしました。いつのまにこんなに日本語が上手になったのだろうと、毎週日本語を教えている私がびっくりしてしまい、彼らが頼もしく見えました。

 

嬉しい出来事でした。