出遇い その3

クラフト作り中
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さて、出遇いシリーズへ戻ります。次の出遇いは福島県の子どもたちです。

 

妻の祖父の葬儀の後、私は築地本願寺へ向かいました。東京教区少年連盟では、東日本大震災の被災者、特に子どもたちへの支援をどういう形で行えるかということを話し合ってきており、この8月3日~5日、築地で被災地の子どもたちを招待して思い切り楽しんでもらおうという企画をいたしました。

 

私がついた時はちょうど夜のゲームの真っ最中で、盛り上がってっているところでした。ちなみに築地本願寺の境内ではお盆祭りが開催されており(子どもたちは前の晩お盆祭りを楽しみました)、職員がかぶり物で盛り上げているのですが、子どものゲームのところにもゲストとして入れ替わり立ち替わりかぶり物の職員が駆け付けてくれていたようです。

 

私が到着したときは、ちょうど私と背格好の似た職員がドラゴンボールという漫画に出てくるフリーザというキャラクターのかぶりもので登場し、去って行った直後らしいのです。私は何も状況を把握できていませんでしたが、私がゲームをしている部屋に入るや否や子どもたちが、「フリーザだ!」と叫ぶので、わけがわからずその子どものテンションに乗っかっていったら、最後の最後別れるまで子どもたち全員からフリーザと呼ばれ続けました。本名は誰一人覚えてくれていないと思います(笑)でも、逆にいえばそのおかげで途中参加の私でしたが、初対面の子どもたちが非常になついてくれました。

 

子どもたちは本当に元気で、しかも素直で、逆に私たちが癒された感じすらあります。子供の笑顔というのは、本当に素晴らしいものです。この社会の元気の源といってもいいのではないでしょうか。

 

集いの方は大きな問題もなく無事全日程を終了し、帰りのバスを見送りました。バスの窓からフリーザ!と叫んでくれたりすると、また会おうな!という気持ちが強くなります。この企画もこれっきりで終わるのではなく、また続けていくべきものだと思っています。

 

福島の子どもたちが、少しでも楽しんでくれていたら嬉しいです。

 

 

 

 

このバスに乗って福島へ帰ります。また会いましょう!
このバスに乗って福島へ帰ります。また会いましょう!