築地一泊(わんぱく)子ども会&キッズサンガin築地本願寺

一泊研修会参加者&スタッフ
一泊研修会参加者&スタッフ

3月29日と30日、少年会の子供たちと一緒に築地本願寺へ行って参りました。

 

29日から少年連盟主催の一泊研修会、そして30日の午後からはキッズサンガの大会です。教覚寺からも、一泊研修会へは小学生4人とサブリーダーとして高校生が一人参加しました。はじめて築地本願寺へ行く子供ばかりだったので、着いた時にはその大きさと独特の外観でびっくりしていました。

 

初日は防災館へ行き、地震や火事などの災害から身を守る方法を学びました。私も震度7を体験しましたが、小さなリビングルームに見立てた機械の中だけでもものすごく揺れたのに、見渡す限りの大地がこの揺れを起こすと想像したら、 恐ろしくなったと同時に、家具の固定化などの重要性を再認識いたしました。

 

夜は「チーム一番星」という北海道の寺族が主催するグループの朗読劇を鑑賞いたしました。実は30日のキッズサンガ大会にゲストでお呼びしていたのですが、せっかく前日からいらっしゃっているので、この一泊研修会でも別の演目をやっていただこうということでお願いいたしました。『いのちのいろえんぴつ』という題で、脳腫瘍を患った11歳の女の子が書き残した詩をもとにしたお話しです。加純さんという女の子自身はもちろん、ご両親や担任の先生、クラスメイトなど、まわりの人たちの葛藤もありました。この朗読劇を鑑賞した子供たちは(私自身もそうでしたが)、おそらくうまく言葉では言い表せないような感情を持ったことと思います。単純に「いのちは大切だ」とか、「今という瞬間を大切に生きよう」とか、もちろんそういうメッセージも含まれていたのは事実ですが、それ以上にいのちの矛盾というか、なぜ?という感情とか、本当に言葉では言い切れないそれぞれの登場人物の想い等、いろんなことを考えさせられたことと思います。うまく表現できないかもしれないけれど、そのうまく表現できない気持ちを忘れないで、大切にしてほしいと思います。

 

それにしましても閉門後の築地本願寺本堂で、私達以外誰もいない中でのこの朗読劇は、音響や雰囲気も加わり、本当に見事なものでした。私自身も深く感じ、考えさせられたご縁でした。

 

これで1日目が終わるのですが、とても長いブログになってしまったので、2日目のキッズサンガ大会については、後日にさせていただきます。