スクール・ナーランダin富山&YOSHIKIさんインタビュー

明日から富山県高岡市に行ってきます。先月京都で開催されたスクール・ナーランダが、今回は富山で行われます。テーマは「土徳のものづくり」。開催要項には次のように書かれています。

「富山県高岡市は、400年以上続く鋳物技術で日本の仏具の95%を製造する「仏具の里」。また「真宗王国」と呼ばれる精神風土(土徳)はものづくりの背景にも脈々と受け継がれており、柳宗悦の民藝思想誕生にも大きな影響を与えました。自我を超えたところで作品を生み出す民藝と浄土真宗の関わり、土徳の風土の中で仏具制作の技を受け継ぐ富山の職人たちの魅力と課題を学びます。」

 

私も初めて触れることばかりで楽しみですが、まずは参加して下さる15歳から29歳の若者たちに、いろんなことを学び、考えてもらえるよう、運営サポートを頑張ります。

 

話はガラッと変わりますが、私の一番好きなアーティストはXーJAPANです。X-JAPANといえば、明日から「WE ARE X]という彼らのドキュメンタリー映画が公開されます。私は特にリーダーのYOSHIKIさんが作る曲が大好きですが、そのYOSHIKIさんのインタビューの中で「死」に関する話題がありました。少しご紹介させていただきます。

 

この映画の中では「死」が扱われています。YOSHIKIさんにとって「死」とはどういうものですか?

僕らが作り出すアートにおいて、「死」というものはとても重要なポジションを占めています。「生と死」がある中で、人は皆「生」については語りますが、「死」についてはあまり語りません。でも「死」はいつでも「生」と隣り合わせにあって、この「死」をどう捉えるか、どう受け止めるかによって、「どう生きるか」が左右されてくると思います。大切な人の死を味わうと、悲しみや怒りをどこにぶつけていいか分からない。決して僕自身がその答えを持っているわけではありませんが、ただ「死」はいつくるか分からないからこそ、今この瞬間を全力で生きようと前向きに捉えるようにしています。

 

彼の奏でる音楽の中には「生」だけではなく「死」もまた含まれている。小さい時にお父様を亡くされ、またX-JAPANのメンバーも2人亡くなっていますが、これはそういう大切な人との別れを通して、YOSHIKIさん自身が感じ取ってこられたものなのだと思います。私が彼のメロディーから感じる魅力というのは、もしかしたらそういうところにも理由があったのかもしれません。